シン声援隊 初のイベント「きっともっとずっと聴こう!13」が行われました

難聴児ファミリーのためのコミュニティ『声援隊』による、CIP/Bridge Heartによる引継ぎ後初のイベント「きっともっとずっと聴こう!13」が、6月21日・22日に開催されました!
声援隊については、下記の記事をご覧ください。
難聴児ファミリーのためのコミュニティ『声援隊』の運営引継ぎにつきまして
講師プロフィール
![]() 藤吉昭江 児童発達支援 放課後等デイサービス 岡山 KID'S FIRST 認定言語聴覚士 |
![]() 藤田良樹 難聴児子育て支援サークル 『つな館』 |
![]() 遠山紀子 難聴医学生の母 声援隊 伝説のイベント 「難聴キッズのママ・パパCAFE」で おなじみ |
![]() Olivia Wee
Hear My Voice Auditory-Verbal Therapy
Listening and Spoken Language Specialist,
Certified Auditory-Verbal Therapist
|
![]() 福島邦博 医療法人さくら会 早島クリニック 耳鼻咽喉科皮膚科 |
![]() 大対香奈子 近畿大学 総合社会学部 准教授 |
![]() 神田幸彦 医療法人萌悠会 耳鼻咽頭 神田E・N・T医院 長崎ベルヒアリングセンター理事長・院長 |
きっともっとずっと聴こう!13 2日間のプログラムご紹介
6月21日(土) | |
藤吉 昭江 | 「折れない心を作るには」 レジリエンスとコーピング |
藤田 良樹 | 「我が家のあゆみ」 |
遠山 紀子 | 難聴医学生を育てた母に学ぶ「セルフアドボカシーの重要性」 |
Olivia wee | ワークショップ 「親子で楽しむ”ことば育て”体験アクティビティ」 |
6月22日(日) |
|
福島 邦博 |
「セルフアドボカシーについて」 |
大対 香奈子 |
「ソーシャルスキルの育て方」 |
神田 幸彦 |
「補聴器・人工内耳センター25年 人工内耳歴20年の医師が考えるこれからの難聴医療」 |
敬称略
当日は過去に参加された方やスタッフも多く、あたたかな雰囲気のなかでスタート。
開催地・岡山と声援隊にゆかりのある講師陣に加え、CIPともつながりのある近畿大学・大対准教授にもご登壇いただきました。また両日とも、当イベント協賛企業である人口内耳メーカーの株式会社コクレア様、メドエルジャパン株式会社様の機器、講師陣の著書を展示。
1日目、開会挨拶のあとは、認定言語聴覚士である藤吉昭江氏より言語聴覚士及び療育者に向けた講演からはじまり、藤田良樹氏、遠山紀子氏により、それぞれ親の立場から、子育てを通じて感じた葛藤や気づき、そして歩んできた道のりについて語っていただきました。
14時からはシンガポールを拠点に活躍するAuditory-Verbal Therapist(AVT)、Olivia Wee氏をお迎えし、ワークショップを実施!前半は座学からスタートし、親御さんだけでなく、支援者や教育関係者にも分かりやすい形で、AVTの理念や実践方法について丁寧に解説いただきました。
ワークショップ後半は、いよいよAVT(Auditory Verbal Therapy)の実践を体験する時間。遊びや日常の家事を活用し、「聴く力」と「ことばのやりとり」を育てるための工夫を、親子と参加者・スタッフでロールプレイイングを行いました。
「洗濯のお手伝い」で日常の語句や、「ちぎり絵」「福笑い」「お人形遊び」など、親しみのある遊びを通じて、自然な声かけ・やりとりの方法を実践!子どもが遊びながら自ら音に反応し、まねし、コミュニケーションの土台となる「共同注視」や「やりとり」を体感できるよう構成されていました。
ワーク中は参加者とお子さま、お手伝いのスタッフでお互いに声を掛け合い、たくさんの笑い声が会場内に響き渡るほどの大盛り上がり!短い時間でありながら、皆さま楽しみながらAVTを学んでいただけたようでした。
2日目は早島クリニック院長 福島邦博先生、近畿大学の大対香奈子准教授、神田E・N・T医院院長 神田幸彦先生に、セルフアドボカシーの重要性、社会性の育み方、当事者・医師の立場から取り組んできた事例等ご講演いただきました。
始終あたたかい雰囲気の中で2日間のプログラムは無事終了!最後は全員集まって集合写真を撮影しました!
今回の開催には、ご来場者や講師の皆さまはもちろん、『声援隊』共同代表・池田優里さんとBridge Heartスタッフ、これまで関わってくださったスタッフ皆さまの支えがあってこそ実現したものです。
また、シーアイ・パートナーズのブロックマネージャー 澤田、グループ各社からはカラフルリンク代表取締役の清水彩氏、コスモ代表 谷部有彦氏や、フューチャージニアス社員の方など、中には開催直前のお声がけの方もいらっしゃいましたが、皆さま快く力を尽くしてくださいました!
次回の「きっともっとずっと聴こう!」は年度内に開催予定です。今後の声援隊の活動も、どうぞご注目ください!