2025.03.10お知らせ

日本ポジティブ行動支援ネットワークと連携し、 休眠預金活用事業に採択

株式会社シーアイ・パートナーズは、一般社団法人日本ポジティブ行動支援ネットワーク(APBS-J)とコンソーシアムを組み、休眠預金活用事業の助成採択団体に選ばれました。

本事業では、障がい児通所支援事業所における支援の質向上を目的に、科学的エビデンスに基づく「応用行動分析学(ABA)」と「ポジティブ行動支援(PBS)」の普及を進めます。

日本ポジティブ行動支援ネットワーク(APBS-J)とは

APBS-Jは、ポジティブ行動支援(PBS)の実践・研究・普及を目的とする国際組織「The Association for Positive Behavior Support」の日本組織として2017年に設立されました。PBSは、個人や集団の行動を改善し、生活の質を向上させる支援方法で、教育や福祉の現場で広く活用されています。APBS-Jは、PBSの理念を日本国内に広め、障がいのある子どもたちや支援者がより良い環境で成長できる社会の実現を目指しています。さらに、2024年には一般社団法人化し、より幅広い組織との連携を強化しながら活動を推進しています。
https://pbsjapan.com/

 

事業の背景と目的

障がい児通所支援事業所では、お子さまに適した支援が求められますが、スタッフが十分な研修を受けられる機会が少なく、支援の質にばらつきがあるのが課題です。また、学校や家庭との連携が不十分な場合、支援が継続しにくい現状があります。本事業では、ABAやPBSの専門知見を普及させ、支援の質を向上させることで、すべてのお子さまが適切な支援を受けられる環境を整えます。

 

主な取り組み

1.研修プログラムの開発と提供
支援スタッフ向けに、ABAやPBSを活用した実践的な研修を提供します。座学だけでなく、実践的なトレーニングを取り入れ、現場で活かせるスキルを習得できるプログラムを構築します。

2.連携ツールの開発と導入
福祉-家庭-学校がスムーズに情報共有できるツールの開発・導入を進め、支援の一貫性と継続性を高めます。これにより、お子さまがどの環境でも適切なサポートを受けられる体制を整備します。

 

期待される成果

〇支援の質向上:専門的知識の普及で、スタッフのスキル向上

〇お子さまの成長促進:科学的根拠に基づく支援で、適応力や生活スキル向上

〇持続可能な支援ネットワークの形成:事業所・学校・家庭の連携強化

 

今後の展望

この取り組みは、全国の障がい児支援のモデルケースとなることを目指しています。今後も研修や支援ツールの改良を重ね、全国の事業所へ展開し、より多くのお子さまとその家族が安心して暮らせる社会の実現に貢献していきます。

 

この記事を書いた人

株式会社シーアイ・パートナーズ 広報部

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この記事は、株式会社シーアイ・パートナーズ 広報部が企画・執筆した記事です。主に企業情報を発信しています。

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