就労移行支援とは
就労移行支援とは、障害者総合支援法に基づいた通所型福祉サービスの一つで、障がいのある方が一般企業への就労に向けて職業訓練や職場実習などを行い、働くために必要な知識やスキルを習得し、就職を目指すサポートを行います。就職後も職場に定着できるように、必要に応じて様々なサポートを行います。
就労継続支援B型とは
障害者総合福祉法に基づいた障害福祉サービスにおける福祉的就労(障害福祉サービスを受けながら働くこと)のうちの一つです。就労継続支援には「A型」と「B型」の2種類があります。 このうちのB型では、一定の労働日時での雇用契約が必要となる一般企業で働くのが難しい方に対して、就労の機会や生産活動の場、A型や一般企業で働く前段階としての場を提供しています。特性や体調にあわせて、本人のペースで働くことができます。ただし、雇用契約は結ばないため、作業や作ったものに対して支払われる給料は、賃金ではなく「工賃」として支払われます。工賃には最低賃金が適用されないため、全国でも平均工賃は月額17,031円と低い金額が主です。
多機能型事業所とは
就労継続支援A型・B型、就労移行支援など、ひとつの事業所の中で複数の福祉サービスを提供している事業所のことです。A型とB型、B型と就労移行、自立訓練と就労移行など、利用者のニーズにあわせた様々な多機能型事業所があります。
特定企業型職業訓練校
すたぁりっとワーク
METHOD
すたぁりっとワークは日本初、新しいかたちの多機能型事業所です。
企業の協力のもと、企業の中へ直接「就労継続支援B型」と「就労移行」を設置しています。将来働く企業の中で、実務と同じレベルの業務を行いながら、シーアイ・パートナーズのサポートでコミュニケーションスキルの習得や技術向上のための訓練を行います。実際の職場環境で実践形式の業務トレーニングすることで、就労支援から一般就労へと、シームレスに利用者さんの「はたらく」をサポートしていきます。
一定のスキルを持った状態で雇用まで繋ぎ、定着支援も同事業所の職員から受けるため、安心して一般就労まで進むことができます。また企業にとっては人材とのミスマッチが少なく、業務内容を把握している即戦力として人材を確保できるというメリットがあります。
(千里電商校の例)
ACTIVITY
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朝礼・SST
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訓練室にて業務の訓練
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倉庫内でピッキング
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梱包
INTERVIEW
STARLIT WORK
就労に課題がある方が働きたい企業で働くための特定企業型職業訓練校として、企業の中に福祉事業所を設置しました。
SSTを実施し、ビジネスや社会生活に必要なコミュニケーションスキルと、
職員のサポートを受けながら将来働く職場の環境で、実務と同じレベルの業務・訓練を行います。
吹田市にある株式会社日本電商の商品センター内部に事業所を設置しており、訓練室と面談室をそれぞれ設置しています。実際に業務を行う倉庫内にて、実務と訓練を兼ね備えた活動を行います。福祉面ではシーアイ・パートナーズが利用者さんをサポートし、業務内容は日本電商に協力して頂く、一般企業とタッグを組んだ新しい形の就労支援事業所です。